第42章 らしくないけどオマエだけ(照島遊児) 完結
「初めてなのにエロ過ぎ…!
そんな可愛い声出されたら
俺が保たねぇっつの!」
さっきから何度も締め付けられ
近付く限界に
拗ねた様に笑うと
『保たなくて良い…よ
私も…保たない…もん』
キスをせがむように手を伸ばし
俺を煽る様に
身体を擦り寄せる
「ったく!煽り過ぎっ!
姫凪もっとキツく抱き着いて来いよ
最後の瞬間まで
オマエを感じてたい」
『うん…!』
シッカリ抱き合って
ぶつかる肌の音と
弾ける水音を響かせ
熱い息を掛け合いながら
初めての情事に幕を下ろした