第31章 🍫Valentine2018🍫(及川徹)完結
殴られるの覚悟で
からかいがちに笑うと
『…妬いてる…
この制服も本当はナナを
思い出すんじゃないかって
分からないんじゃないかって
…嫌だったんだから』
コロリと寝返りを打って
『この制服着てても
私って分かってくれてありがと』
オレの胸に擦り寄って来た
「姫凪?」
ナナが乗り移ったんじゃないかと
思う甘えっぷりに
思わず目を丸めてると
『…今日は…甘くって…それだけ。
嫌ならしない!
…どっちが良いのよ!』
カプリと唇に噛み付く姫凪
バカだね。
姫凪なら…
どっちでも好きに決まってるだろ
でも、今日は
この可愛い姫さんに
「じゃあ最高に甘い
姫凪を頂戴」
極上の甘さを貰う事にしよう