第22章 近過ぎたキミ⑦(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠完結
私の無駄に明るい口調に
不安が薄らいだのかな?
『はぁい!』
「呑気な返事して…
お母さんは
姫凪がいつかチャントした
彼氏に作ってあげられる様に
教えるのよ?」
ううん。
違うかもしれないな。
不安だけど
私を徹を信じようと
不安に思わないでおこうと
してるって感じかな。
『分かってるよー!
お母さん直伝の料理があれば
どんな男の人でも
胃袋ガッツリ鷲掴みだもんね!』
ケラケラ笑って卵をボールの中で
ほぐす私を見て
お母さんが大きなため息を吐く