第6章 ☆Story4☆ パパの悩み事、娘の誕生日と…
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「おい吾郎、原宿とかマジで言ってんのかよ……」
「いいだろー?中高生の街原宿!俺らだってまだまだ高校生なんだからよぉ♪」
「もう高3だろうが……ってか、ここに何しにきたんだよ……」
「うまいクレープ屋さんがあってよぉ♪
憲吾にも一度食べてもらいたくてよ!」
「……帰る。」
_グイっ!「ここまできて帰ることないだろー?
もう原宿駅降りちゃったんだから行こうぜー?」
「……。」
「また顔にしわ寄せて!_ピコーン…あ、通知だ。
LINEかなって違う……目撃情報サイトからだ!」
「お前、そんなサイトに登録してんのかよ……」
「だって意外と頼りになるんだぜ!?
最近だと、バタフライの優紀ちゃんの目撃情報とかね!当たってただぜー?」
「アホらし……」
「えぇっと、誰だ……んん!?おおおお!?」
「うるせぇ「マジかー!!」だからうるせぇy‥「ゆりぴー原宿に来てんの!?」
っは……?」
ゆりぴーって……
『っおい、ここに女の子来なかったか!?
ゆりぴー!あのDolceの藤ヶ谷ゆり!』
あの時の……
「お!憲吾、お前もゆりぴーには興味ありげ?(笑)」
「ちげぇよ……んなアイドルとかに興味ねーよ。」
また、あの時の変な奴らに絡まれてなきゃいいけど……
「でもあのゆりぴーもここにいるのかぁ、同じ原宿に♪」
「はぁ……」
「まぁそのうちまた通知来るだろうし、クレープ食いに行こうーぜ!」
「そんなに食いてーのかよ……」
『うおぉ……14年前に増してすごい派手派手になってる……』
「っだから顔出すな……!」
「「クスクスクス…」」
「っお前のせいで笑われてんだろ……」
『ごめんなさーい……』
「あの人、何ひとりぶちくさ言ってんだろ……」
「さぁな……早く食って帰るぞ。」
(ここにずっといるとか、マジ苦痛だわ……)