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彼女はキセキの特別 【黒子のバスケ】

第18章 インターハイ


そう思ったけど…彼の目が、一段の黄色く、綺麗に光ったのが見えた。


「!…」


笠松と同じ動きでプレイした。でも黄瀬のマークは青峰。簡単にブロックされてしまった。


ピピッ!


「海常高校、タイムアウトです。」


アナウンスが流れた。選手が皆、1度ベンチに戻った。

第2クォーター、残り28秒。18対18。点数は変わらないまま。


「同点か。けどこっからだ。勢いにのった桐皇は、ちょっとやそっとじゃ止めらんねぇぞ?」

「…」(でも…両チームの差はそこまでない…勝敗を分けるとしたら…エースの差…?)

「ん…黒子?」


黒子は火神の声にも反応せず、ずっとコートを見ていた。


それから、再開した試合。


「!…」(海常の皆の…表情が…ちょっと変わった…?)


笠松が森山にパスを出し、森山は小堀にパスを出した。そして小堀は…というと、黄瀬にパスを出した。


『わああっ!!』

「きた!黄瀬対青峰!」

「今日何度目だ?ホント。」


でも、黄瀬は早川にパスを出した。


『!…』


そして…試合は進んでいき…。


森山の持っていたボールが桜井に弾かれた。


「!…スティール!」

「攻守交替だ!」


青峰にボールが渡り、エース同士の1on1が始まった。でも、青峰は凄いスピートで黄瀬を抜いた。


「速ぇ!」

「やっぱ青峰だ!」


青峰がダンクを決めようとした時だった。


ピーーッ!


笛が鳴った。青峰の体が笠松に当たったのだ。


「チャージング!黒5番!」

『わああああっ!!』

「なっ…!ファウル?」

「!…」(あの体格差で…ファウルを貰いにいくなんて…。)


凄い度胸だ。と思った。
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