第7章 全国大会
仁王「気をつけなきゃいかんぜよ」
「そうだね…」
仁王「じゃあ行くか、皆待っとる」
「うん!」
仁王「…ほら」
「え?何、この手」
仁王「はぐれんように手繋いどきんしゃい」
「えぇ?!」
仁王「嫌ならいいぜよ、また迷子になるだけじゃし」
「っ…つ、繋ぐ!」
仁王「フッ…いい子じゃ」
「って…何故恋人繋ぎ?!」
仁王「こっちのが離しにくいじゃろ」
「いや!でもこれは…!」
仁王「いいから、このままにしときんしゃい…」
「あ……は、はい…」
仁王「それから…俺から離れなさんな」
「え…?」
仁王「いつでも俺を見とれば…すぐ会える」
「……うん、そうだね」
仁王「迷子探しはごめんじゃからの」
「なっ!!」
仁王「フッ、冗談ぜよ」
「……」