第14章 初体験 ☆
「っ……ば、かぁッ…」
石切丸「君にばかと言われるのは心外だな……ちゃんと私のものだと身体に教えてあげたはずなのに、ね」
力の抜けた私は彼に押し倒された。
この人は……初対面の時から私を主とは見ていない……女、として見ていた。
「んッ…!あっ、ぁッ…んん、は……!」
石切丸「こんなに濡らして……はしたない子だね」
太くて長い指が一気に入ってきたかと思うと、深くまで指の存在を感じていると指を出し入れされその度に、いやらしい音が響いて無意識になかを狭めてしまう。
こんな、音をさせてッ……恥ずかしい。
石切丸さんの腕に弱い力で触れると優しく微笑み返されドキッと胸が高鳴る。
石切丸「私の指でいかせてあげるよ」
「ふあぁっ!い、しきッ…ま……あぁあっ!」
堪えられないほどの刺激により強くすがりつくと頭のなかが真っ白になると達してしまい、力が抜けてしまう。
く、らくらする。
ここまでしたのに、まだ……足りない。
石切丸「ここで終わり、というのも可哀想だけど……主は、君はどうしてほしい?」
「え……っ」
石切丸「ちゃんと、その口で、その声で……私に言ってくれないとわからないよ」
ずるい。
何度も焦らして、私が求めることをしてくれなかったのに今度は私の口から言わそうとするなんて……本当に、ずるい。
「っほ、し……石切丸さん、が……っほしい、です」
石切丸「ほしい、それだけじゃ足りないな」
「ぁ……っい、石切丸さんのッ…私の、なかに……く、ださいっ!」
こんなこと初めてで何を言えばいいかなんてわかるわけもないがそれでも一生懸命伝えようとすると、楽しそうに笑った石切丸さんは「よくできました」と褒めて頭を撫でてくれた。