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【刀剣乱舞】月夜の華〈R18〉

第6章 お引っ越し計画




「では、お二人は大丈夫なようなので次にいきますね!引っ越し前には挨拶回りを済ませておきたいので」


御手杵「おー、頑張れ」


二人に手を振ると清光の方を見るが……兼さん達と話していたので一人で行動することに。

知らない人を見つけるのが難しくなってるな……顕現されてない刀もいるだろうから刀帳の空きがすべて埋まるとも思えないし……あと、あの男前な雰囲気のある短刀の子の名前も……


鯰尾「主ー!」


「っ……あ………………はっ、鯰尾!」


鯰尾「名前忘れてたでしょー?」


思い出したのだからセーフだ。
鯰尾の隣に知らない人がいる……これは、挨拶のチャンスかもしれない。


「隣、座ってもいい?」


鯰尾「あ、どうぞ」


「ありが……とぉッ…!」


鯰尾「あ、やっぱり主は小さいですね」


鯰尾の隣に座ろうとしたところを突然腕を引かれて隣どころか、膝の上に座らされる私。

あげくには小さいとかセクハラを受けました。


「ち、小さくないッ…何してるのよ鯰尾」


鯰尾「え?あぁ、ここは大きいですけど身体は小さいなーって話ですよ?」


「私がちびだと言いたいの……?」


鯰尾「だって……身長詐欺の草履履いてるじゃないですか」


そしてとんでもないことを言われた。
本丸は底抜けとかあるとは聞いていたので可愛らしいヒール草履なるものを履いてきたのは認める。

ボロボロな本丸とはいえ礼儀として部屋にはいる前には土足で上がらずにちゃんと脱いでから入っていたりします。

そしてそれを……誰にも指摘されなかったのにこいつはぁッ…


「君って本当……とんでもないことを言うお口を持ってるよね?縫う?」


鯰尾「もしかして小さいの気にしてました?すいません、でも可愛いからいいじゃないですか」


ずっと思っていたが……本当に元気な人だな……。


「こう見えて鯰尾と同じくらいの背丈なんだからね……ってなにその顔」


鯰尾「あ、いえ……それって詐欺の草履を履いてこその身長ですよね……?一度並んでみますか?」


絶対、横に立ちたくない。


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