第6章 《裏》理性がない【ジェノス】(ワンパンマン)
私たちはD市の方へゆっくり向かっていた。
「童帝君は頭良いですよね、羨ましい、です。」
童帝「いやいや。さんの方が身体能力すごいみたいですから。」
童帝君はふわりと笑った。
「わぁ、そう言ってくれると嬉しいです…。」
童帝「じゃあ、この話は終わってからで。」
そう私の手にキスをした。
「……っ。」童帝君は紳士的だなぁ…。
いやいや、ダメだっ。
私は気持ちを切り替えて戦いを優勢させた。
D市の怪人は何故か蜘蛛が多くて、
気持ち悪かった。
「ひゃぁぁぁぁ………!!!!」私は悲鳴を上げながら蜘蛛を燃やしていった。
私は、虫が本当にダメなのだ。
「きゃぁぁぁぁぁぁっ!!!来ないでぇぇぇっ!!!!」
童帝「さん大丈夫ですか?!」
童帝君は心配してくれているが、
私は何も返せない。
「ひゃぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!」
辺りを燃やすと、
気が付けば静かになった。
童帝「すごいですね。たった三分で全部終わりました。」
「はぁ、はぁ…。虫は、嫌です………。」
童帝「そうなんですね。またひとつ、さんの事が分かりました。」
「ふふ、そうですか?」
童帝「では、戻りましょうか。」