第5章 武装探偵社&新たな人生
「太宰さん。」
「なんだい?白雪ちゃん。」
私は、一緒にポートマフィアから抜けた太宰さんと共に歩いていた。
「これからどうするんですか?」
「私は、武装探偵社に入るよ。」
武装探偵社ですか?と私は聞く。
武装探偵社といえば、ここ横浜では都市伝説としてある探偵社ではないか。
なぜ、太宰さんが……。
「なぜ、太宰さんがって思ってるね。まあ、約束したからね。」
太宰さんは、ポケットに手を突っ込む。
「そうでしたね。」
私は、織田作さんの最期の言葉を思い出した。
「『人を救う側になれ。お前らなら悪も正義も大差ないだろ』か。」
私は、ツウと涙を流す。
「大丈夫?」
「はい。すみません。」
私は、涙を拭き取ると、すぐに太宰さんの隣に並ぶ。
「着いたよ。」
私たちは、武装探偵社に着いた。