幼馴染だからってやっていいことぐらい解れ【気象系】R-18
第1章 はじめまして
は、はだか?
本能的に危険を感じた私は、
二宮君から逃げ出した。
「せんせいにいわなきゃ!」
職員室のドアまで走る。
後ろを見たが、追っ手の気配はなかった。
二宮君、諦めたのかな?
そんなことを考えていると、目の前に誰かがいた。
ぶ、ぶつかる。
そう思い目を瞑る。
「おれらのわるぐちでもいいにいくつもり?」
ちょっと低い声がする。
「ふー、つかまえた」
ぎゅっと抱き締められ、衝突は免れた。
でも、ホッとしていられない。
なにせ相手は、あの5人組の影のリーダーなんだから。