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転校少女と…

第30章 『Anotherstory~№3』


転機は日直の日だった。


忘れているであろう彼に、

勇気を出して言ったのが良かった。

初めて彼と話せた。


そしてその日から、

私は彼にみてほしくて

しつこいほど一緒に居るようにした。

今フリーの彼と居れば、

周囲は私を"新しい彼女"として

見るだろう、そう考えた。


案の定、周囲は

私の思惑通りに理解した。

何よりも、

彼がそのことを拒まなかった。

きっと分かりあえたのだと、

そう思っていた……
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