第28章 forever

《智side》

俺の上で腰を揺らしながら必死に舌を絡めてキスをしてくる翔。
最初はその様子が『必死で可愛いいなぁ』なんて余裕で見ていたんだ。でも次第に腰の動きは大きくなるし、俺の舌に吸い付くのと同時に翔のナカも締まるし、気を抜くと持っていかれそうになる…

「…くっ！しょ、ぉ…締めすぎだっ、て…」

「あ、あっ…もぉ…わ、から、なっ！」

翔が頭を激しくて振るんだけどその振動も新たな刺激を生んで更に追い詰められる。

ヤベっ、ダメだ…イっちまう…

翔の中心を握るとそれだけでまた翔のナカが締まった。こんなに追い詰められるの初めてだな…

「翔…ごめ、ん…も…モタ、ね…」

繋がったまま翔をベッドに横たえさせる。思いっきり脚を開かせ翔の腰を掴むと大きなスライドで腰を送った。

「あっ！やぁっ！さ、としさんっ！」

翔はシーツをギュッと握りしめ背中を反らした。ナカの締め付けが益々のキツくなる…もう限界だ。

「うっ！」

翔より先にイってしまった…初めてだなこんなこと。
そんなことを思いながら翔の最奥に熱を注いだ。

「あっ…あぁっ…」

全ての熱を注ぎ終わるころ翔のナカが蠢き出し中心からは熱が吐き出された。

「はぁ…はぁ…」

ふたり共に乱れた呼吸を整える…少し落ち着いたところで翔のナカから抜き出るとゴムを嵌めてなかったことに気がついた。
どうりでいつも以上に気持ち良かった筈だ…翔の入口からはトロっと白い液体が流れ出てきた。

「翔、疲れてるとこごめん…風呂にいくぞ」

「…え…」

ボーッとしている翔を抱き上げ風呂場に向かう。身体に力が入らないのか、目を閉じてクタッとしたまま俺に体重を預けている翔が愛しい。