第18章 壁外調査
『......おい、そろそろいくぞ』
重い腰を上げたリヴァイが2人の方を見る。
『あ、やべ、昼休みがおわっちまう』
ファーランも続いて立ち上がり、イザベルも慌てて出ていく。
『......アン』
先にいけ、と2人に目を配りリヴァイと私だけが部屋に残る。
『どうしたの?』
『.........本当に大丈夫か』
リヴァイなりに心配してくれているのだろうか。ベッドに座る私を見下ろしながらそう問いかけてくれる。
『......うん。いまのところね。』
『......そうか、ならいい。』
ふと、お互い沈黙の時間が流れきまずくなる。
『まぁ......』
沈黙を破ったのはリヴァイだった
『前までのお前に戻ってくれないとからかい甲斐がないからな.........』
『なっ』
本当に心配してくれているのだろうか、そう疑問をもつ。
『......これからはなにかあれば俺に言え。あいつなんかには……いうな。』
『っ、』
リヴァイの細く......でも男性らしい手が私の頬に添えられる。
思わず息をのむとリヴァイはそのまま返事を聞かず部屋を出て行った。
『し、......心臓にわるい.........』