第3章 1.久しぶりの再会
~ side ~
あ~、やっぱり驚かれちゃった。
まあ、仕方ないか♪
「それで、なぜお前たちがここに?」
みんなが呆然としているなかエルザが私に聞いてきた。
「実はね、今さっき仕事が終わって妖精の尻尾に帰ってきたんだけど…。そしたらマー爺がアイツらが心配だから見てきてくれないかって言ってね」
「んで、俺とが来たらやっぱり喧嘩しそうになってたしな。本当に来て正解だったな」
「あと、私たちは戦闘には参加しないから♪」
「何でだよ?」
「俺たちが参加したらお前らが組んだ意味ねーだろ、グレイ」
「だが、じゃあなんのために来たんだ?本当は、心配だからという理由だけではないんじゃないのか?」
「さっすがエルザ、よく分かったね♪」
「確かに俺たちはまた別にマスターから依頼を受けているからな。今回はそっちを優先することになっている」
まあ、ものすごく簡単な依頼だけど。
「それじゃあ、あとは頑張ってね♪」
「じゃあな」
そう言って私たちは、みんなと別れてタクミと一緒に目的地に向かった。