第5章 完結:見知らぬ出来事
仕事で残業を済ませて、大急ぎで電車へと乗って彼が待ってくれている自宅まで帰宅し先にポストを開けると見たことない封筒が入っていた。
持って家のリビングのソファーに腰かけ確認して見ると
「貴方に大切な話があります。夢の中でお会いする時を楽しみにして、待ってます。」
差出人書かれてない?夢の中って
誰と・・・んー・・・
「帰ってたのか?ハニー?どうかしたのか?」
「ライトさん。!友達から手紙が届いてたの。今度家に二人で来て欲しいって。一緒に行きましょう?」
「ハニー。俺は人間に化けたインキュバスだという事を忘れていないか?他の人には姿が見えないように細工されているから、無理だ。バレるぞ?」
「そうだよね・・・」
嘘をついて関係ない話をさせて
気まずい気持ちにさせて、戸惑う。
食事を食べさせた後もあの手紙の差出人が気になってしまい、寝室の明かりを暗くさせてベッドに潜り、夢の中へと入り目覚めるとコルダさんが目の前に立って笑っている。
「ミアちゃん。こんばんは。俺の事覚えてる?ほら、思い出してごらんーーー」
「コルダさん?どうして・・・」
「君に会いたかったんだ。」
「読み返して理解したんです。他に私を存じている人はあの人しかいないと。あの封筒の手紙の差出人は、やはりコルダさんだったんですね?どうして夢の中でなんですか?直接お会いすれば良かったのに。」
「部屋に来たらあいつに気づかれやすいから。それにここなら安心して君と話せるし、好きに抱けるから・・・」
「コルダさん・・・何・・・」
退けようとしても動いてくれない。
「ちゃんと俺の瞳を、良く見て。そう・・・」
瞳から紫の光が輝かれ、吸い込まれるように見つめてしまう。
胸も体も熱くなり、うっとりした目でコルダさんを求めてしまう。
「そのまま俺のモノになればいい。あいつよりも虜にさせる。俺の方が良いと体と心に教えてやる・・・」
唇は少しずつ近寄り、寸前までやって来る
3 2 1 0!!