第4章 〜Jealousy〜
あの日2人で実況を撮ってから数日後。続きを撮ろうとキヨくんを呼ぼうとしたら…
「…あー、ごめんレトさん。俺今日用事あるからまた今度ね。(ブチッ)」
…何やアイツ、ムカつくなぁ…
いつも超絶暇人なくせに今日に限って用事とか!しかも電話一方的に切るとかなんなんほんと!!
…やっぱり、この間の事…気にしてるんやろうか…
………いや、気にしてるのは俺の方だ……
気付いたら、大粒の涙が頬を伝っていた。
「あれ、俺なんで泣いて……っ」
キヨくんに避けられるだけでここまで悲しくなるとは思わなかった。
思ったより…依存しちゃってるのかな…
大好きなのに。伝えられない。
「…ふっ、あぁ、きよくん…っ…なんでなん…こんなん嫌やぁ…!!」
会いたい。話したい。抱きしめたい。
会えないだけでこんなに辛いなんて…
「…会いたいよ…」