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白い流星【ソードアート・オンライン】

第34章 アメリカ到着





~おまけ~


・二日目の早朝

7:00に起きた私はケイトを起こす為、ディープキスを敢行しました。


いきなりの行為に驚きながら跳び起きたのを見やり、程なくして朝食が運んでこられました。



朝食を食べながら、夢で見たのか一つの見解を述べられました。


ケイト「いじめってさ…ただ単純に見え方の違いからだよね」もぐもぐ

クレハ「え?どういうことですか?」

ケイト「あのね。もともと育った環境って人それぞれで違うでしょ?」

クレハ「ええ」

ケイト「それに加え、もともと生まれ持った性格とかまで違うでしょ?」

クレハ「当然です」


ケイト「だから…(ごっくん)

好みも見え方も考え方も違うでしょ?
だからその人によって、嫌だとか不快に感じることは違うでしょ?」

クレハ「それも至極当たり前のことと言いますか…;」

ケイト「私の場合、見方や見えてる方向が他とは違うから
余計に言われないと解らないんだよね。

だから何で不快に感じたのか、それを説明されないと謝れないんだよ。

繰り返させないようにしようにも、それが何なのか明確にわからなきゃ防ぎようがないし
理由も加えてくれないと、理解しようにもできないんだ。


言われないで察することができる人がいたり、友達がいてその人が見えてるから助言したり、色々いるけどさ…

私の場合、そういう友達も仲いい人もいないから。


だから何でわかんないんだって苛立ちもあっていじめられたのかなって…

いじめる対象は気に食わない人なら誰でもいいって感じなんだけどね。



悪いことやったのに謝らないからって理由付けて正当化してるいじめっ子が多いけどさ…
それ以上の傷を毎日付け続けて、先生に気付かれて謝らされた日だけしか謝ってこられてないんだよね。

その理屈から言えば、それまでの回数分何度でも謝り続けないといけない理屈になるのに、
それを『謝ってやったんだから赦してやれよ』ムードを作り出して、赦さないといけないようにされてさ。


それを言うのなら、いじめっ子の方が一番いじめられないといけない立場にあるんだよね」もぐもぐ


気に食わなさそうに吐き出される言葉に、若干胸の中にまた黒いものが拡がっていく感覚がしました。


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