第4章 《裏》桜舞う日は【土方十四郎】
しばらくそのまま寄り添っていると、
突然誰かに抱き上げられた。
夏希「きゃっ…」
土「おぃ、てめぇら、俺の女に手ぇ出すな。」
土方さんが二人をギロリと睨んだ。
沖「ちぇ、邪魔が入ったか…。」
終『…。』
二人は諦めて近藤さんの方へ行ってしまった。
夏希「あ、ちょ、土方さん!!」
私を抱き上げたまま土方さんはどこかへ向かった。
皆さんと離れた屯所の、土方さんの部屋に私は押し込まれた。
夏希「きゃっ…土方さん?どうしまし…んっ」
土方さんは部屋の扉を閉めると、
急にキスをしてきた。
夏希「んんん…っはぁ…っ」
口を開けば即座に舌が入り込んで、
私を犯す。
夏希「んぁ…んっ、ひじか…たぁさん…。どぉして…」
土「嫉妬したんだよ。あの二人に。」
夏希「嫉妬…?」
土「あぁ。
悪いか?俺が嫉妬してちゃ。」
夏希「いえ、嬉しい…です!」
私はニコッと笑った。
土「…チッ、もう二度とこんな事すんなよ。」
夏希「はいっ…。」
そう約束すると、
土方さんは優しく笑ってキスを再開させた。