第9章 付き合ってないしデートじゃない!
体育座りをして5分。
外からの声が入ってる。
「そろそろいいですか?」
「佳奈開けんぞ?」
私はダメと言おうとしたが、
てつが、ドアを開ける方が早かった。
「佳奈…立てよ。」
私はガチガチの足を、
頑張って動かさし、鉄の方に体を向けた。
「可愛いな…おい」
テツに言われると、恥ずかしい…
何でだろう
…不思議
「あ、これ全部でいくらですか?」
テツが聞くと、
店員さんは値段を言う。
…ん?
買わないよ?
「じゃあ元の服に着替えてな?
終わったら言って?」
私はパパっと、
元々来ていた服に着替えた。