第4章 怒り
ここは…どこ?
『いっ…』
銀八「目ぇ覚めたか」
『銀八先生。ここは…病院ですか?』
銀八「あぁ。」
『私、グラウンドであいつらの相手して、その後の記憶が…』
最後に見たのは高杉。あの眼帯とワインレッドのワイシャツはあいつしかいないもん。
銀八「高杉が救急車呼んだんだ。あいつらのお仲間も俺に伝えに来てくれてよ。」
『そう…ですか…私、反省書ですか?いや停学か…』
銀八「どっちでもねぇよ」
what?ナニヲイッテイルノカナ?
『え、だって喧嘩しちゃったし…』
銀八「怪我人が出てねぇんだ。停学になんのはあいつらだ。何も心配すんなや。」
そう言って、頭をポンポンとすると、「明日向かえに来る」と言って、帰っていった。
何故か、高杉が来てくれないかと思ってしまった。