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不良と風紀委員【3Z】

第5章 恨み?


ドッジボール。それは女共の黒くドロドロとした部分が出やすい競技。
私達はいつもあんなんだから別にいいんだけど。私と神楽ちゃんとお妙のボールの速さなめんなよ。

んとね、今のところBから当たってません。

「えいっ♡」みたいなかわいいやつ。ぶりっ子がやるやつ。あれ。アレの繰り返し。あたんねーんだよ。
だからこっちは本気で投げる。
神楽ちゃんの3連やばいわ。

あれ。め、目眩が。

私はそこで膝をついてかがんでしまった

神楽「咲耶!?」

女「終わりよ!!!」
神楽「させないネ!」

神楽は女のボールを受け止めた。
神楽はお妙にボールを渡した。

神楽「タイムアル!ツッキー!保健室!」
月詠「ああ。咲耶。きなんし」

私はツッキー先生に保健室へ連れて行かれた。

ガラガラガラ

月詠「そこにすわりなんし。軽い熱中症じゃろ。これのみなんし。あとは寝てなんし。」
『はい。ありがとうございます。』

ツッキー先生が出て行ったと同時に私は薬に手をかける。それと同時に私から見て左側の窓辺のベットから人が出てきた。

男「よぉ。この間の女風紀委員こと漆黒の悪魔じゃねーか」

こいつ…あん時のか…

『どうも。』
男「この間は世話んなったなぁ。俺の息子がやっと治ったぜ。どう相手してやろうか。」
『何を言って…』

ダンッ!!

私は手首を壁に押さえつけられた。言った

男「そのまんまの意味だ。ヤるんだよ。」
『い、嫌っ!離してっ!離してよっ!!』

今、具合が悪いせいか力が入らない。

『嫌っ!助けてっ!助けてっ!』

私は消えそうな声でいった

『…助けて…高杉くん…』

バサッと頭の上に何かがかかった。
学ラン?
それを取ると私の目の前にはワインレッドの背中。高杉くんだ。でもどうやって。

男「た、高杉!」
高杉「うるさくて昼寝が出来ねーじゃねーか。」
男「"俺達"がうるさかったんだろ?だったらその女よこせ。出てってやるよ」

男は"俺達"を主張して言った。私は怖くて高杉くんの背中にピタットつき、キュッとワイシャツを掴んだ。

高杉「誰が渡すかよ。こいつは俺の風紀委員だ。早く去れ。このクソ野郎。」
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