第5章 恨み?
ドッジボール。それは女共の黒くドロドロとした部分が出やすい競技。
私達はいつもあんなんだから別にいいんだけど。私と神楽ちゃんとお妙のボールの速さなめんなよ。
んとね、今のところBから当たってません。
「えいっ♡」みたいなかわいいやつ。ぶりっ子がやるやつ。あれ。アレの繰り返し。あたんねーんだよ。
だからこっちは本気で投げる。
神楽ちゃんの3連やばいわ。
あれ。め、目眩が。
私はそこで膝をついてかがんでしまった
神楽「咲耶!?」
女「終わりよ!!!」
神楽「させないネ!」
神楽は女のボールを受け止めた。
神楽はお妙にボールを渡した。
神楽「タイムアル!ツッキー!保健室!」
月詠「ああ。咲耶。きなんし」
私はツッキー先生に保健室へ連れて行かれた。
ガラガラガラ
月詠「そこにすわりなんし。軽い熱中症じゃろ。これのみなんし。あとは寝てなんし。」
『はい。ありがとうございます。』
ツッキー先生が出て行ったと同時に私は薬に手をかける。それと同時に私から見て左側の窓辺のベットから人が出てきた。
男「よぉ。この間の女風紀委員こと漆黒の悪魔じゃねーか」
こいつ…あん時のか…
『どうも。』
男「この間は世話んなったなぁ。俺の息子がやっと治ったぜ。どう相手してやろうか。」
『何を言って…』
ダンッ!!
私は手首を壁に押さえつけられた。言った
男「そのまんまの意味だ。ヤるんだよ。」
『い、嫌っ!離してっ!離してよっ!!』
今、具合が悪いせいか力が入らない。
『嫌っ!助けてっ!助けてっ!』
私は消えそうな声でいった
『…助けて…高杉くん…』
バサッと頭の上に何かがかかった。
学ラン?
それを取ると私の目の前にはワインレッドの背中。高杉くんだ。でもどうやって。
男「た、高杉!」
高杉「うるさくて昼寝が出来ねーじゃねーか。」
男「"俺達"がうるさかったんだろ?だったらその女よこせ。出てってやるよ」
男は"俺達"を主張して言った。私は怖くて高杉くんの背中にピタットつき、キュッとワイシャツを掴んだ。
高杉「誰が渡すかよ。こいつは俺の風紀委員だ。早く去れ。このクソ野郎。」