第3章 朝餉の時間はいつも戦争
「主君!僕達も作るのを手伝ったのですよ!」
「ほ、褒めてくれますか…?」
「大将の懐入れてー?」
「俺のきゅうり…食うか?」
「主はいつ人妻になるの?」
「ねぇ、色々待って。とくに後半」
大広間につくと粟田口派の短刀達が
審神者の周りに集まってきた。
なんとも微笑ましい光景に
長兄である一期一振は桜をたくさん舞わせていた。
後半からは微笑ましいとは言い難い言葉が並んでいたが
運良く、長兄様には聞こえていないご様子。
だから桜が舞っているのだと審神者は短刀達に囲まれながらおもった。