• テキストサイズ

うちの本丸【刀剣乱舞】

第74章 君がため


「あーぁ、おはようのキスがしたかったんだけどな。」

「はあぁ?ふざけるな、俺の主だぞ。」

ぎゅっと主を抱き締めて燭台切を睨むと、はいはい、と髪を掻き上げる。

「なぁに?朝から喧嘩?だめだよ長谷部、めっ!」

腕の中から顔を出して、両手で俺の頬を引っ張る主は、いつもと変わらない様に見える。

それが嬉しくて、思わず主の頬に口付けた。

「あ!長谷部君、君ばっかり狡いよ!!」

「っえ!?ちょっ‥まっ、んんーー!!」

主の後ろから乗り出した燭台切が、思いきり主の口に齧り付く。

「は!?…燭台切!貴様、押し斬るだけでは済まさんぞ!!」

今日のこいつはどこかおかしい、何がしたいんだ!?
/ 1549ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp