第57章 当世の夜
自分の部屋で着物を脱いでいれば、リビングから爆笑が聞こえる。
「ははは!驚きだ!腹が痛い!なんだこの歌は!!?」
「は、長谷部の旦那と燭台切の旦那が…うどん‥あははは!!」
「一話の冒頭との差は何なのですか!腹が捩れますな‥ふふ」
うんうん、解るよ。私も抱腹絶倒したからね。
リビングに戻ると、着替え終わった長谷部と赤くなったみっちゃんもそれを見ている。
「……光忠、うどん食いたい。」
「うん‥今日は味噌鍋だからね、〆はうどんで決まりだ…けど、他の本丸の僕の事なのに物凄く恥ずかしい!!」