第94章 今を生きる
「乱…お前、ちゃんと考えてたんだな。」
「そっか、俺も負けてらんないね‥」
「そ.れ.に!やっぱり、何て言ったって可愛いじゃない!?あるじさん、細いのに柔らかくて抱いてて気持ちいいし、凄くいい匂いするんだよ!あー…また一緒にお風呂入ってくれないかなぁ!」
「前言撤回だ!やっぱりお前に大将はやらん!!」
「ずるいずるい!!俺も主さんの裸が見たい!抱くって何!?」
わぁ、凄い感じになっちゃったぞ!向こうで鳴狐の叔父さんが五虎退の耳を塞いでる。なんかごめん…
「待って、裸はいいから次教えてくれよ!鯰尾兄さんはどうして主が好きなんだ?」
「あ、俺も?どうしてーって言われてもなぁ‥」
うーん、と腕を組んで唸ると、ぴょこぴょこと髪の毛が揺れる。