第92章 夜桜
「…主ちゃん、長谷部君のどこが好き?」
「ドヤ顔、腰、手袋からたまに見える手首、だからぁ?と、ねぇって言う時。」
「僕は?」
「内番服の胸とお尻、おへそ、眼帯の留め具、燕尾服の裏地。」
「村正さんと蜻蛉切さんは…?」
「太股の絶対領域、見えそうで見えない胸の梵字。」
「陸奥守さんは?」
「腰のふさふさ。」
いや、最後のはもう本人と関係ないよね?やっぱちょっと変わってるんだよなぁ。
「主?」
「huhuhu…面白い人デスねぇ。それより、何かあって来たのではないのデスか?」
「ああ、そうだよ!今日夜桜を見に行こうと思ってるから着替えてね!」
みっちゃんが変な質問するから脱線しちゃったじゃん、と僕の膝をつつく。いや、だって気になるよね‥