第92章 夜桜
談話室は、僕達刀剣男士の部屋の丁度真ん中にある部屋だ。
沢山の本やゲームが置いてあって、誰でも自由に使える部屋だね。確か、カーペットとストーブが出したままだし、もう少し暖かくなったら片付けなくちゃなぁ‥
襖に手を掛けて中を覗こうとすると、後ろから声を掛けられる。
「あ、あんた達帰ってたんだな、お帰り。」
「わ、御手杵さん!」
「二人してどうした?何か用事か?まぁ入れよ、なっ?」
僕が少し開けた襖の隙間に、手を入れた御手杵さんが一気に開く。中に居たのは、蜻蛉切さんに村正さん、陸奥守さんに来派の三人だ。
「皆、ただいまぁ!」
「これは主、今し方主が戻られたと話をしていたところなんです。村正、ほら挨拶をしろ。」