第91章 毒入りスープ
KP『浦島さん、最期に小狐さんに伝えたい事はありますか?』
浦島『「三条先生、ごめん味見しちゃった。けど死ぬ程美味しいスープだよ!冷めないうちに早く食べてねっ。」それで、にこって笑えたら笑うかな。』
KP『その声に、はっとした小狐さんが振り返ると、黒ずんだ皿に盛られた赤くて美味しそうなスープがごとりと置かれ、そしてゆっくりと崩れる様に倒れていく浦島さんの姿が目に入るでしょう。』
小狐『「う、浦島さん!?」駆け寄ります。どうなったのです?』
KP『うっすら微笑んだ浦島さんは、胸を抑え苦しそうに、ぐぅっと唸るとそれっきり動かなくなりました。医者である小狐さんには、そんな彼を見てすぐに気付くでしょう。もう手遅れであると…』
小狐『「う、浦島…さん‥』
KP『では、目の前で知り合いの死を目撃した小狐さんはSANチェックです。成功で2失敗で5。さぁ、振って下さい。』