第86章 来歴
「私もまだまだですな…主殿と一緒に、そわそわしながら修行の帰りを待つ事にします。」
「ふふ、一緒にあわあわしようね!それで、七人分の贈り物を選ばないとだけど…何にしたの?」
「石だ!キラキラしたやつ!」
石?勾玉とかお守りとかかな?詳しい説明を求めて一期を見上げる。
「ぱわーすとーん?といいましたかな。何やら色々な効果のある石らしいですね。」
「うん、パワーストーンね、それをどうしたいの?もう石が決まっているなら、お店でブレスレットにでもしてもらおうか??」
腕を組んだ薬研が、首を傾げながら、それじゃ意味が無いだろ?と、少し不貞腐れた様に呟く。
「俺は大将が作った物が欲しい。」
ツン、と尖らせた唇が可愛い。