第18章 愛すべき人
「この人にしつこく付き合えって言われてて・・・よかった。お兄ちゃんっ!!」
私はお兄ちゃんを抱きしめた。するとお兄ちゃんが奏多くんの胸倉をつかんだ。
「お前!!オレの愛する妹になんてことをしたんだ!!!お前になどオレの妹と付き合う権利は無い!!」
「くっ・・・覚えておけ!!!」
奏多くんは走って逃げていった。
「けがは無いか?」
「大丈夫・・・お兄ちゃんありがとう。」
「姫香・・・」
そして私とお兄ちゃんは深い深いディープキスを交わしまた抱き合った。
私の愛する人はお兄ちゃんしかいないんだから。