第19章 Border Love / 信長ルート

その言葉に、信長はびっくりしたように息を呑む。
舞は瞳を潤ませ、それでも笑っていた。


「私、身体どころか、とっくに心も……貴方に奪われていました」
「舞……」
「私、欲張りですね…愛してると伝えたら、もっと貴方が欲しくなってしまいました」
「舞、それ以上愛らしい言葉を吐くな」
「え……んんっ」


舞が疑問に思う前に、信長は唇を塞いだ。
これ以上乱されないように、自分自身を無くす前に。


まぁ、もう煽られているのは確かなのだが。



「ふわぁ……信長、様、ん……っ」
「舞、舌を出せ」
「あん……っ」



ちゅぅうう……っ！


信長は舞の舌を思いっきり吸う。
甘い痺れが走って、身体全体に伝った。


「……っ、舞……っ」


余裕無く信長が吠え……
そのまま、舞を押し倒した。























「信長、様ぁ……っ、あぁっ、ん……っ」
「ん……っ、舞……っ」
「もっと、もっと……っ、はぁあん……っ」
「く……っ、煽ってくれるな……っ」



ぐっちゅ、ぐっちゅ、ぐぢゅんぐぢゅんっ！



信長が舞に腰を打ち付ける。
舞は信長の腕の中で、乱れ悶えて。

もっと、もっと、と煽る。

今までは、こんなにねだる事はなかった。
それ故に、快感に溺れる舞を可愛いと思ってしまい。

信長も舞を愛する、ただの男になっていた。



「舞……っ、もう果ててよいか……っ」
「は、はい……っ、はい……っ」
「く……っ、あぁっ……っ、舞…………っ」
「のぶな、が、さまぁ…………っ」



どぴゅどぴゅっ！ どくどくどくっ！



信長が果てて、己の欲望を舞の中に吐き出したと同時に。
舞も達し、蜜壷から大量の蜜が溢れた。

信長のモノと、舞の蜜が同時に太ももに流れ出る。


「あ……っ、あぁっ、熱い…………っ」


舞はそれを感じているのか、しばらく動かなかった。




「舞」



信長は後ろから舞を抱き起こし、自分の膝に座らせる。
一糸纏わぬ舞の肌が、信長の心を愛しさで埋めた。