第2章 シャイボーイ【御子柴美琴】
みこりんはすぐ近くにある空き教室に私を連れ込んだ。
そして、空き教室の鍵をしっかり閉めた。
夏希「み…こり…ん?」
私は、いつもと全然違うみこりんに驚いていた。
夏希「どしたの……?」
そう聞くと、みこりんは壁ドンした。
みこりんと私の距離がほとんど0になった。
夏希「……みこりん、怒ってる?」
私がおずおずと聞くと、みこりんはいつもより低い声で囁いた。
美琴「怒ってるに決まってんだろ…」
と私を見下ろした。その表情は、ホントに怒ってる顔だった。
夏希「あぅ…。」こんな男らしいみこりん初めてみた…。
美琴「なぁ、なんで堀先輩といたんだ?」
夏希「それは…」言うのが恥ずかしい。恥ずかしいから言えないのに、
みこりんは勘違いして、私の首筋を甘噛みし始めた。
夏希「んぅ…!み…こりんっっ!んぁ…ちが…!」
美琴「じゃあなんで、堀先輩といたんだ?……………俺のことが嫌いになったか?」
夏希「ひぅっ…!違う…っ…!」
美琴「なんで…なんで堀先輩なんかといたんだよ……」
みこりんの声は、泣いてるかのように震えていた。
私は、みこりんの誤解を解こうと、
ある行動に移った。
ーーーーーーチュッ