第2章 シャイボーイ【御子柴美琴】
夏希「鹿島君が…サボリ…!?」
私は絶望で視界が真っ暗になった。
堀「あぁ、鹿島になんか用事でもあったのか?」
夏希「はい…実は…。」
堀「あー…わりぃ。後で鹿島にはキツく言っておくから。」
夏希「アハハ…」
堀「で、お前は何か大事な用事だったのか?」
夏希「あ、ハイ」
堀「じゃあ、俺で良ければ話聞くぞ?」
夏希「えっ、いいんですか!?」
あまりにも意外な言葉だった。
堀「俺で良ければなんだが…。」
私は、頭をポリポリとかく堀先輩の手を掴んだ。
夏希「是非、お願いします!」