第27章 人の世のものとは見へぬ梅の花
『矛盾点をつけばいいとは言ったものの・・・』
銀「指名手配犯はダメだろ、瑠維」
電信柱に張られた張り紙を見ながら、私と銀時は大きなため息をついた。
電信柱には、私の特徴と名前が書かれてある。
新「どうするんですか?今は変装してるからいいものの・・・それ解いちゃったらどうしようもないですよ」
神「矛盾点つくどころじゃなくなるネ!どうするアルか?」
自分よりずっと年下の二人に心配されるなんて・・・
『・・・逆にさぁ・・・』
私がぼそりと呟いた言葉に銀時たちは身を乗り出して聞き入ってくる。
『もっと悪いことするってのは・・・』
銀「却下だな。もっといい案考えろ」
私の頭を叩くと銀時は二人に向きなおる。
銀「なんかねぇか?」
新「そうですね・・・逆にいい事するって言うのはどうでしょう?」
神「いい事って何アルか?○○○アルか?それとも○○?」
新「○○○って普通にアウト!」
銀「ここは間を取って ピー でどうだ?」
新「 ピー って入ってる時点でダメだろ!」
三人で頭をひねりながら考えている。
『あっ・・・』
銀「どうした!?」
神「何かいい案でも思いついたアルか!?」
『「スマイル」で働くってのはどう?』