第3章 CHAPTER.1
ジュリエッタ「うん。それじゃ今日からアンタたちはノーデンス調査セクションの新人チーム、13班ってことね」
アリー「歓迎するよ、13班!
ヨロシクね!」
そうして私達のチーム名は13班に決まったのだった。
昔の竜災害で活躍した、チーム名か・・・。
荷が重いような気もするけど、それだけ期待されてるって事だよね。
ナガミミ「オイ、話は終わったか?
新人どもに社内を案内したいんだが」
アリー「オケオケ☆」
ジュリエッタ「それじゃ、13班は初任務の前に一回りしてきてちょうだい」
アリー「アリーたちはポータルで待ってるよー」
シオン「ポータルだね、解った」
ナガミミ「ふーん・・・テメエら、13班なんてチーム名になったのか。
それじゃ、13班ついてこいよ」
どうやらナガミミがノーデンス社の中を案内してくれるらしい。
会議室から出て、最初に案内されたのは昨日も今日も忙しくせっせと働く女の子2人が居る会議フロアのカウンターだった。
ナガミミ「コイツは依頼担当のチカ。
社内外のトラブルやクレームを引き受けて調整、解決するのが仕事だ。まだ準備中だが、ここでクエストを受けて解決してやれば相応の報酬が手に入る。
それに改修の取引も、ここで受け付ける予定だ。改修はDz(ディーゼット)があれば可能だ。
Dzっつーのは製薬研究や武器開発・・・建築材料、燃料・・・いろんな用途に使える資材のことだ。
Dzはドラゴンを倒せば手に入る。はじめての実戦ではそれどころではなかっただろうが、次にドラゴンを倒すときには忘れずに回収しろよ。
ま、ミッションが始まればすぐに集まるだろ。
集めたDzはチカに渡して、新武器の開発や施設増築に使えるんだ。
まずは、ノーデンスに自分用のマイルームでも増築してみたらどうだ?」
そこまでペラペラ説明して、ナガミミは「マイルームなら、マァ・・・3Dzくらいあればイケるんじゃねーの」と付け足した。
・・・お、おおふ・・・。
シオン「えーと・・・これからよろしくね、チカ」
チカ「めざせ快適オフィス環境・・・。
よろしくなのです・・・13班」