第3章 長男✕教え子 木村芽衣
次のテストで10位以内に入れば優からご褒美が貰える事になり、今まで以上に芽衣は勉強に精を出した。
そんな芽衣の姿を見て、母親も満足気だった。
「優くんが家庭教師に来てくれてから芽衣ってば勉強熱心になって、優くんに家庭教師お願いして正解だったわ。」
「元々芽衣ちゃんが努力家だっただけですよ。芽衣ちゃん、お母様を喜ばせたい一心で頑張ってますから。」
外面のいい優は芽衣の母親からの評価も高く、絶対的な信頼を得ていた。
女子高生限定でしか劣情を抱けない優にとって、親の信頼を勝ち取るのは手馴れたものだった。
「優くん、これからも芽衣を宜しくね。」
「はい、勿論です。」