第25章 及+岩/両方愛して*イベント小説
頭がおかしくなりそうだ。
「離してよ 岩ちゃん!」
「っせぇよ お前が離せ!!!」
耳がキンキンする…。
どうやら私を取り合っての喧嘩らしい。
なんてバカバカしい喧嘩を
しているのだ…というか、
私の意見は…?
「あの…」
「名前チャンは俺の!!!」
「いつからおめぇのだって
決まったんだよ 馬鹿!!!」
どちらのものでもございません。
てかもう、ココイタクナイ。←
私は颯爽と部室に向かう。
「あれ?名前チャンは?」
「おい、国見 見てないか?」
「それならさっき出てきましたよ?」
「「はぁ?!?!」」
*
片付いてる部室ってこんなに
つまらないのね…。
片付ける場所がなくて 困る。
1度自分で汚そうか…?
ガチャガチャ
と、ドアノブを回す音がする。
残念、こんなこともあろうかと
鍵をかけたのだ。
「おぉい!名前!開けろ!」
「開けて 名前チャン!!」
「喧嘩してるうちはイヤです」
こんなこと…烏野でもあったような((
ともかく。開けません。
「仲良しだよ!ねぇ 岩ちゃん!」
「はぁ?!誰が!!」
思っきし仲良くないじゃないか…。
まぁ 喧嘩するほど仲がいいっては
よく聴くけどね…。
「ごめん!俺ら名前チャンが
好きなだけなんだよぉ〜!」
「及川の言う通りだ!」
ドンドンと扉を叩かれ続け、
早 3分。
もう、めんどくさいから開けよう。
なんか、意地張ってバカみたいだ。
ガチャ
「名前チャン!!!」
及川先輩にギュッと抱きしめられる。
その後からさらに岩泉先輩も
加わる。鬼の形相だ。
支えきれず、バタンと背中から倒れる。
「く…くるしい…」
「はっ!ごめん 名前チャン!」
「大丈夫か?!」
天井と岩泉先輩と、及川先輩…。
それしか見えない。
「大丈夫です…」
「はぁ…名前チャン 俺真面目に
名前チャンの事好きなんだ!」
「俺もだ…そこで 話し合った結果なんだが
3人でヤッて 上手い方のものに
なるって事で決まったんだ」
待てや、私好きなんて言ってないだろうが。
「決まりね?」
…あ、はい。
でも
「私が攻めな?」