第7章 海賊女帝
みんながマゼランの毒竜に気を取られている間にハンコックは告げた。
ルフィが来ていると・・・
「姉上様も話す事があるのならお早く」
呆然とするエースに伝えてもちゃんと伝わるだろうか?
だけど、チャンスは今しかない。
『・・エース、私白ひげの娘なの、アナタの姉になるわ。
アナタの事は全て知ってる、私はアナタに伝えに来た』
「オヤジの・・娘・・・?!」
『エース、生きて。
・・母親が誰であろうとも父親が誰であろうともアナタはアナタよ。
アナタは、父様の息子 火拳のエース、よ』
「!!!」
小声だが確かに伝えた。
懲らしめるのを終えたマゼランがハンコックに話すように促したが、私が離れたのを確認したハンコックは、もう用は無いと言って牢から離れた。
「おい、ハンコック嘘じゃねぇのな?!」
「嘘付くためにこんな場所わざわざ訪れると思うか?
あの方は、怒られると言っていたぞ」
「・・・!!」
エース、みんなの想いにどうか応えて・・・