第7章 ~柶半~CHANGE2
振り返り静かに見据える私に藍染隊長はいつものように穏やかな表情を浮かべている
「何の事だい?僕はこの厳戒令に従い君を探しに来たまでだ」
「そうですか…では話を変えます。どうして毎日の様に私に贈り物を?」
「言ってる意味が解らないんが…贈り物をするということは、その人は君に興味があるんだろう」
「そうですね。…誰か心当たり知りません?」
「さぁ…花なんて皆愛する人には贈るんじゃないのかい?」
「……藍染隊長、貴方も今回の首謀者は私だと思っていますか?」
「…思わないよ。他にいるんだろう?」
「首謀者は副隊長である天貝繍助でした。彼は三席を使い全ての部下を殺害し、その上 三席をも用済みと自ら殺しました」
「そら恐いなぁ、でも天貝はんを殺したんはサラちゃんやろ?」
「えぇ…彼は十三番隊前副隊長の様に虚に寄生されていました。彼を救う為には斬る他無かった…」
「そうか…なら何故逃げる?ちゃんと皆の前で真実を話せば皆も解ってくれるはずだ」
「…死んだ部下が握っていたんです。いや、握らされていた。私が隊長になってから届くモノを…」
「さっき言っていた向日葵の事かい?」
私はその言葉に笑みを浮かべる
「また…おっしゃいましたね」
「…何の事だ」
「私は贈り物が何であるかなんて言ってない。なのに貴方ははっきりと言いました…"向日葵"だと」
「…………」
「近しい者しか知らない事を知ってるという事は送り主は貴方になりますね藍染隊長」
その言葉に藍染隊長はフウと息を漏らした
「…確かにそれは僕だ。僕は君に好意を抱いているから別に花くらいおかしくないだろう?君の部下が握っていたのは偶然じゃないのかい?」
「今はまだ冬、向日葵はこの時期に咲いていない。あえて用意しない限り手に入りません。偶然である筈がないし模倣犯でもない。貴方しかいないんです…藍染隊長!!」