【おそ松さん】六つ子におぼれてみる気、ない?【R18】
第5章 松野家作戦会議
【カラ松】
十四松の切羽詰まった声に導かれるがまま
玄関へ行くとそこには確かに柚葉が居た。
ただ、意識を失っているらしい。
トド松に抱えられて来たのか。
顔色も悪いし表情も苦しそうだ。
寝ているわけではないだろう。
それを一目見たおそ松がそれぞれに指示を出す。
お「カラ松、運べ
チョロ松、飲みもん
一松、布団
十四松も一松手伝って布団出せ
トド松は居間な」
いつもはだらけて居るおそ松だが
こういう時に一番頼りになるのはやはりおそ松だ。
おそ松の指示が出た途端、兄弟がばらける。
トド松が俺に柚葉をそっと渡してきた。
負担をなるべくかけないよう受け取る。
そのまま布団へ運ぼう。
それにしても、何があった。
そもそも柚葉とはまだ面識がなかったんじゃなかったか。
いや、何事も判断するにはまだ早いか。
布団に柚葉を寝かせ、十四松に見とくよう伝え、
一松と下へ降りる。
さぁ。物騒な香りがプンプンだな。