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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第15章 華は蝶を欺き涙で地を濡らす


離すな。離れんな。

一緒に居てくンなきゃさ
守り難いから、な。

雨で濡れて落ちた
ウザったい前髪の水滴を
振るうフリして
涙を飛ばし

行く宛のない夜道を
一人で歩いた

チョット期待したんだ
このまま雨で
姫凪への想いも
涙と一緒に流れてくれたらって

何時間
雨に打たれて歩いても

消えなかったけどな

もちろん熱出して寝込んだのは
言うまでもない

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