白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第15章 華は蝶を欺き涙で地を濡らす
俺が番号知らなかったり
木兎と交流なさそうだったり
どいつも
こいつもピンとこない
誰か…親密な……
居た!!!
確か番号交換してたはずだ!
[赤葦京治]コイツだ!
トントントン。
焦る気持ちから
机の上に指を打ち付ける
これで突き指したら
夜久パイセンに殺されるから
早く出て赤葦!
〈はい、なんですか?〉
無気力な声が聞こえる
「赤葦!木兎の家どこだ?!」
〈は?〉
俺の言葉に微かに
驚いた様な声色になる赤葦