白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第35章 咲き誇る華に蝶は優しく舞い降りる
あーァ。
ホントなんなんだろうねェ
この可愛さしかない生き物は。
可愛いだけでも反則的なのに
「へぇ?何を思い出したんですかァ?
もしかしたら…
俺と一緒?」
『え…?』
「言えよ?テツロー…
お前は俺の彼女だろ?
名前で呼ばれてぇの」
いつかも言ったあのセリフを放ち
髪の毛に手櫛を通す
すると
『てちゅ、ろ…』
まさかのデジャヴ!
ってゆっか…
「わざと?」
デスヨネ?
『ん、同じ事思い出してるのが
なんか嬉しくて
…鉄朗、ギュッてして』