白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第35章 咲き誇る華に蝶は優しく舞い降りる
ボロボロになっても
研磨は変わらねぇから
俺は変われねぇから
俺らの蝶で…居てくれ
『いや…止めないで…
…クロ…止めちゃ…嫌…』
吐き出した言葉は
姫凪の顔から
笑顔を奪い
罪悪感を植え付ける
「俺のでイキたいんですかァ?
チャント言え…
…ほら…どうした?
言えねぇなら
これ切りだ。
もうお前に触らねぇ」
ゴメンな
傷だらけにして
悪役がどうとか
研磨の為とか
もう実際はどうでも良いんだ
ただお前の中に
俺を植え付けて
離れない様に
閉じ込めたいだけなんだ