白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第32章 華は蝶を蝶は華を想い過ぎて…
「過保護上等!
また変なのに絡まれてんのかとか
思うんですぅ!
全く!どこで見てるかくらいは
教えとけっつの!」
まぁ、なんとなく分かると思うけど
今日の練習中
待てど暮せど来ない姫凪に
ソワソワしてたのに
終わったらヒョッコリ現れて
”隠れて見てた”とか
言っちゃうお姫様に
ご立腹なんです!俺は!
『え、どこって言われても…』
「裏の窓から覗いてた
しばらくしたら
コソコソ二階にも居たよね?」
「研磨!?知ってたんなら言えよ!」
「え、だって…聞かれてないし」
あー!もう!
何なんだ!こいつらはぁ!?