白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第31章 華は枯れない
悪足掻きする気だった
どんな事しても繋ぎ止められたらとか
ガンガン考えた
でも、なんかそれより
上回っちまったんだ
ある気持ちが。
俺の気持ちは
きっと昔からこれだったんだって
思ったんだ。
お前の涙を止めたくて
笑わせたくて
お前の隣を選んだ
お前を抱いた
例え終わるとしても
俺はその涙を止める方を選んだ
だからお前は悪くない
だから泣いて話して
最高に滾るあの顔を見せてくれ
なぁ、姫凪、大好きだ
だから、笑って?