白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第30章 蝶の心に咲く華
「おま…え…口のナカまで
俺の好みって…
ハマり過ぎっから…!
…やば…!出そ…!
姫凪、スマン、止まんね!」
濃くて苦い欲が
ドクドクと喉に掛けられ
鼻を突く匂いが脳まで痺れさせる
「姫凪、悪ぃ…
他に飛ばすつもりが間にあわなかった
ほら吐けよ?
お前でしか抜いてねぇから濃いだろ?」
枕元のティッシュを引き抜いて
口に当てる光太郎
小さく首を振って
その苦さを更に奥に落として
ティッシュを押し返した
「…無理しすぎ…だろ…」