白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第28章 華の祈り
「コラコラコラ!
だめだ!新幹線の時間があるんだ!」
「〜っ!」
向こうの監督に首根っこを捕まれ
オレンジ頭のチビちゃんが
やっと大人しくなったのを見て
「また音駒(うち)とやりたいなら
公式戦だ
_全国の舞台 沢山の観客の前で
数多の感情渦巻く
ピッカピカキラッキラの
でっかい体育館で
”ゴミ捨て場の決戦”最高の勝負やろうや」
監督がそのまま話を続け締め
挨拶を交わし
片付けをしてると
研磨がコソコソ
逃げる様に犬岡の後ろに隠れて
早々に部室に引っ込む
あぁ〜…あの天才セッターからの
プレッシャーね
安定のコミュ障だな、おい。