白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第28章 華の祈り
『だ、だって!!』
更に真っ赤になる姫凪の後ろから
「変な気持ちになっちゃうー…
ドキドキしちゃってヤバイー…」
可愛こぶった裏声が響いた
『そ…う…?
…ちがう!研磨のバカ!
お茶入れてくるから
待ってて!』
研磨の髪の毛をグシャグシャと
乱して姫凪が
部屋を飛び出して行く
「お前なァ…悪ノリし過ぎ…
姫凪しばらく不機嫌になンだろ
この手のネタは昔から
苦手なんだから」
ホッとしたくせに
照れ隠しもあって
研磨を小突く